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2014.08.08

不登校6年ぶりに増 12万人に

不登校の子どもの推移  文科省は8月7日、「学校基本調査」の速報値を発表した。それによると、2013年度の小中学生の不登校は11万9617人(前年比6928人増)、6年ぶりに増加に転じた。また「特別支援学級」に通う児童生徒は18万7101人(前年比1万2220増)。13年連続で過去最多を更新。ここ6年間は、毎年、ほぼ1万人ずつ増加を続けている。  不登校児童生徒の内訳は小学校2万4175人(同3000人増)、中学校9万5151人(同3932人増)。中等教育学校261人(同78人増)だった。なお「病気」「経済的理由」「その他」を含めた理由別長期欠席者数は18万1301人(同5532人増)。こちらも7年ぶりに増加に転じた。  全児童生徒に占める不登校の割合は1・17%(0・06ポイント増)。内訳は、小学校0・36%(0・05ポイント増)、中学校2・69%(0・14ポイント増)。小学校では276人に1人、中学校では37人に一人が不登校、ということになる。 ◎不登校・登校拒否を考える全国ネットワーク代表/奥地圭子さんの話  増加の背景には、いくつかの要因が重なっているのではないかと思います。まず調査対象年となった2013年度は、いじめ、いじめ自殺、体罰などの事件が相次いだ年でした。前年には大津いじめ自殺が社会問題化し、一般的にも「自殺されるぐらいなら休んでいいのでは」という考え方が広がったように思います。そして、不登校でも高校に行けることが知識として広まったことも、今回の不登校増につながったのではないでしょうか。いずれにせよ現在の学校では、苦しい、自分に合わない、うまくやれないという子がたくさんいるということです。特別支援学級に通う子どもが増えていることも同様の背景からだと考えられます。