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2016.05.18

教育機会確保法案、今国会成立を見送りか?

kokkai1  2016年5月18日「衆議院文部科学委員会」にて馳浩文科大臣は、上程中の「義務教育の段階における普通教育に相当する教育の機会の確保等に関する法律案」(以下・確保法案)に対し、「今国会の成立は難しいかもしれないがあきらめるべきではない」と発言し、今国会成立が困難であることを明らかにした。(国会中継は http://www.shugiintv.go.jp/jp/index.php にて視聴可能)  確保法案は、フリースクール、夜間中学校の議員連盟から提出されたもの。議員連盟によれば、法案は不登校児童生徒や夜間中学校に通う者などの教育機会を確保するによって、不登校の子らの支援を行なうことが目的。法案に対し市民側からは「子どもの現状を変える一歩になる」(フリースクール全国ネットワーク・奥地氏)、「子どもを追い詰めてきた不登校対策を法制化することは危険」(心理カウンセラー・内田良子氏)など賛否双方の意見が出されている。  そもそも、法案は2016年4月27日に自民、公明、民進、大阪維新4党の了解を得て国会に上程。共産、社民が「慎重な議論が必要」との姿勢を示しており、国会で審議されることになっていた。しかし、5月17日、衆議院文部科学委員会理事懇談会にて民進党が「全会一致」を求めたため、今国会での成立をあきらめ「継続審議」とする方針となった。民進党が一転して「全会一致」を求めたのは野党共闘の足並みをそろえたいためだと見られている。(石井志昂)