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2008.04.26

フリースクールフェスタ07 累計960名参加 学校外で拡がる、つながり

 11月23日、都内の東京シューレ葛飾中学校にて、フリースクール全国フェスティバルが開催された(主催・NPO法人フリースクール全国ネットワーク)。フリースクールフェスティバルとは、01年に「フリースクールからのカルチャー発信」をテーマに始まったイベントのこと。毎年、全国各地でイベントが開催されている。「Jointoday」と銘打った東京開催のイベントには、宮城県や香川県からも参加者が見られ、600名の参加者が集った。「Jointoday」は子どもたちがつくった造語で「つながる日にしたい」という思いが込められている。 * * * * * * * * * * * *  今年の全国フェスティバルも、子ども市、バンド演奏、講演会、シンポジウム、爬虫類鑑賞室、映像や絵画の作品出典などで盛り上がった。  食堂に設置された子ども市では、ほうとう鍋、カレー、ホットドックなどの食べ物を売る店から、かわいい花のコサージュ、駄菓子、洋服やカバンなどを売る店まで12店舗が居並んだ。子ども市の店舗数も年々増え続け、店によっては、他店に差をつけようと、マジックを披露したり、メイド喫茶として店員がコスプレをしたりして、お客さんの目をひいていた。  またこの日、もっともスケジュールが混み合っていたのが「音楽室LIVE」。開始早々からエンディングまでのあいだに、バンド18組と人形劇団が登場。

◎ この日のために準備、準備

 なかには、この日のために、ペルー発祥の民族楽器「カホン」をつくってきたというバンドがあった。彼らは、カホンをつくるために、まずは募金集めから始め、材料購入、楽器制作、演奏練習と、準備に半年間を費やしていた。カホンを叩いた14歳の男の子は「楽器をつくったのも、知らない人の前で演奏したのも初めてだったけど、全部が奇跡的にうまくいった! もう演奏中は鳥肌が立ちまくった」と話してくれた。  映像出典の部門では、四国の香川県から夜行バスで駆けつけたヒューマン・ハーバーなどが、オリジナル映像を披露。映像をつくったメンバーの一人は「映像を見終わったあと、感想を送ってくれるという人もいて、すごくうれしかった」と満足げだった。  一方、講演会では芹沢俊介さんが「会津若松母親切断事件」をテーマに講演。フリースクールのOB・OGを集めたシンポジウムでは、シンポジストが不登校やフリースクール経験を話した。 * * * * * * * * * * * *  10月から約2カ月間にわたり、長野、兵庫、福島、岡山、香川、東京で開催されたフリースクールフェスティバルもすべてが終了した。フェスティバルに参加したのは累計960名。ネットワーク事務局長の香川和敬さんは「子ども実行委員が中心になって、いろんな人とつながりながらつくってきました。本当に楽しいフェスティバルとなり、力を貸してくださったみなさまに感謝の気持ちでいっぱいです」と話していた。 ※Fonte2007年12月15日掲載