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2008.04.26

文科省 06年度・問題行動調査 いじめ12万5000件 6.2倍増

 文科省は11月15日、06年度「児童生徒の問題行動等生徒指導上の諸問題に関する調査」(確定版)を発表した。調査によると、いじめが12年ぶりに増加し、前年度比6・2倍増の12万4898件となった。文科省は増加について「原因の分析はまだだが、いじめの定義変更や調査方法を変えたことが大きい」と話した。 * * * * * * * * * * * *  自殺は昨年度より68件増の171件。理由別で見ると、「その他」が全体の50%強を占める。「その他」には、遺書がなく「不明」と判断された人も入るため、例年、件数が一番多くなっている。「その他」に続くのが、学校関係(学業不振、進路問題、友人関係での悩み、いじめ)40件、病気(精神障害、病弱などによる悲観)26件、個人の問題(厭世、異性問題)22件、家庭関係(家庭不和、父母などの叱責)13件と続いた。  もっとも多かったのが進路問題26件で、いじめは6件であった。一番少なかったのが「教職員との関係での悩み」で0件だった。

◎ 暴力行為 中学校が峠

 暴力行為は4万4621件で、前年比約4000件増という結果になった。暴力行為の内容で、もっとも多かったのが生徒間暴力2万3264件で、器物損壊2万635件、対教師暴力6394件が続いた。  学年別で見てみると、小学校で3795件、中学校で3万1735件(1年生・約7000件、2年生・約1万1500件、3年生・約1万3000件)、高校1万2261件(1年生・約6200件、2年生・約4000件、3年生・約2000件)という結果であった。  中学進学とともに暴力行為が急増し、中学生活を送るほど暴力行為がさらに増加するが、中学校を離れると同時に暴力行為が減り続けるという結果になった。  この結果について、文科省は増加原因について「くわしい分析はできていないが、小学校で暴力行為に対する教育が充分ではなかった」としている。 ※Fonte12月1日号掲載