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2017.04.26

想像以上にしんどい、子どもとの毎日【不登校Q&A】

3面安藤457  子どもが学校に行かず、毎日家にいる生活は、専業主婦にとって想像以上にしんどいものがあります。  私自身は、自らそれを選んだのですが、逆に「仕事に出たほうが……」と悩む声も聞きます。  “学校に行っていない”“ひきこもっている”を前提とした生活は、どうしても腫れ物に触るような態度になってしまいます。もちろん、それが頭から離れることはないのかもしれませんが、そのことにこだわりすぎては、家の中の空気がピリピリして、ただただ苦しいものになってしまいます。それでは「もったいない!」と私は思います。 ●子どもの興味に近づく  小学校から不登校をしているご家庭から「毎日がお休みだから、混雑していないときに遊びに行けていいよ」という話を聞きました。そのころ、わが家は、まさにピリピリの空気で生活していたので、心底「うらやましい!」と思いました。どうせなら「せめて楽しくすごしたい」「ふつうに会話したい」と思いました。  でも、思春期を迎えた息子2人は、母親といっしょに遊びに行ってはくれません。こちらが、息子たちの興味に近づくしかないと思いました。  当時、長男が興味を持っていたのは野球と英語。次男は、テレビドラマ。そして2人ともゲーム好きでした。いっしょにゲームができたらよかったのでしょうが、そういうものにまったく興味がなく、触ったこともない私には一番難しいものでした。それでも、少しは挑戦しました。さすがに格闘ゲームは遠慮しましたが「マリオカート」はいっしょにやってみました。でも、どうにもコントローラーがうまく使えず断念。ただし、「どうぶつの森」だけは、しばらくいっしょに楽しめました。ただ、これは息子たちが先に飽きたようです。  長男といっしょに海外の野球を見て、少しくわしくなったり、英語が苦手だった私は、いいきっかけをもらいました。次男とはいっしょにドラマを見て会話もできました。ほかにも、3人で麻雀をしたり、コートを借りてテニスをしたり、映画も観に行きました。 ●ふり返れば貴重な時間  もちろん、そんなふうにすごせたのは、全体から見ればごくごく一部です。大半の時間は、三者三様にすごしました。私も自分の部屋にこもって昼寝をしたり、好きな小説を読んだり。  いま思うと、本当に貴重な時間でした。ふつうに学校へ行ったり社会に出ていたら、けっして持てなかった時間です。  学校に行けていないとマイナスに捉えるのではなく“毎日がお休み”感覚で、生活を少しでもいっしょに楽しめるようになることが、自ずと次につながっていくことになるのではないでしょうか。