最新号トピックス

2013.04.25

【速報】東京高裁、一部事実認定も“いじめではない” 埼玉県北本市いじめ自殺国賠訴訟

 4月25日、東京高裁101号法廷で行なわれた北本市いじめ自殺国賠訴訟について判決が下された。東京高裁は、いじめ自殺でなくなった中井佑美さんの遺族の訴えを棄却した。判決後、原告と原告代理人は記者会見を行ない、上告する意思を示した。  中井佑美さんは2005年10月11日、8階建てマンションの屋上から飛び降りて亡くなった。佑美さんは小学6年生ごろから同級生数名から「靴を隠される」などのいじめを受けるようになった。母親が担任にきちんと指導するよう求めたものの、その後もいじめは深刻化した。  東京高裁は今日の判決において「靴隠し」などの事実については一部認定するも、「それらはいじめではない」と判断。また、佑美さんと同級生間のわだかまりについても「後に解決している」とし、「不愉快に感じることはあったと思われるが、一方的・継続的でなく、いじめではない」との1審判決を支持、原告の控訴を棄却した。  また本件は、佑美さんの自殺の背景には学校制度の問題もあるとし、国を相手取った国家賠償請求訴訟でもあったが、東京高裁は司法判断を回避した。  佑美さんの父親・中井紳二さんのコメント「いじめを根本的に理解していない判決」 ◎埼玉県北本市いじめ自殺国賠訴訟~地裁判決~ https://www.futoko.org/news/page0921-2768.html ◎埼玉県北本市いじめ自殺国賠訴訟~高裁和解勧告~ http://futoko.publishers.fm/article/227/