最新号トピックス

2009.03.16

フリースクールに通う高校生を出席認定へ

 文科省は来年度から、不登校の高校生がフリースクールなど学校外の居場所に通っている場合、在籍校の校長の判断によって、出席日数に加えることができる方針を出した。学割定期の適用についても検討を進めている。  出席認定、学割定期の適用については、2月25日のフリースクール環境整備推進議員連盟、2月27日の中央教育審議会で報告された。出席認定について、文科省は「自立支援という観点から、フリースクール・民間施設での活動を積極的に評価できるようにしたい」と話している。ただし「高校生」という枠組みのなかに通信制高校が含まれるのかはいまだ不透明。

◎大半の子は適用範囲外

 本紙では各フリースクールに問い合わせたところ、今回の方針で出席認定を受ける可能性がある子どもは106名中5名(無作為抽出)だった。しかも、その大半が定期的にフリースクールに通っていないか、ちかく高校を中退する予定だった。  今回の報道を受け、フリースクール側からは「いったい誰にメリットがあるのか、わからない」といった声と、「将来的に見ればありがたい」といった両方の声があがっている。  フリースクールに通う高等部の子の多くが、高校に在籍していない可能性について、文科省は「現在、フリースクールについてはそれを定義づける基準もなく、実態把握もされていない。さまざまなフリースクールがあり、一概にフリースクール生徒を支援するというのは現段階では難しい」と回答した。

◎次のステップにつながる

 一方、2月25日のフリースクール環境整備推進議員連盟では、今回の出席認定、学割定期の適用に向けての活動してきたことを報告。馳浩議員は「今回は小さな一歩ではあったが、今後に向けて大きなステップになる」と語った。