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2009.11.16

第5回雑誌一徹「マーチングエキスプレス21」

 マーチングエキスプレス21は「全国のマーチングバンド・バトントワリングの団体を応援しています」と声高らかに2001年、創刊された。もちろん、マーチングバンド・バトントワリング唯一の専門誌。  内容は全国大会をはじめとした各地の大会のようすやインタビューが掲載されている。特徴はなんといっても全国大会の情報量がすばらしく多いこと。まず、巻頭のカラーページでは全参加団体の発表そ、写真中心に各1ページずつ紹介。さらに参加者全員の名前、団体の住所、連絡先までも表記されている。そのため、レイアウト上、やや苦しくも見えるが「参加者全員が主役」と言わんばかりの気概がうかがえる。  さて、編集部がもっとも目をつけたのは、バトントワリング全国大会のようす。受賞チーム以外は3・5㎝四方の写真だけがずらりと並ぶ。バトントワリング無知の方が読んだら「グッ」と来ないんではないか? と勝手に心配した編集部がバトントワリングの魅力を紹介いたします。  バトントワリングとは、バトンを使ったスポーツ競技。マーチングバンドの一番先頭に立ち、棒を振って歩いているあの人がさまざまな技を披露する。原型は1918年、アメリカ軍楽隊の指揮者が指揮杖(シグナルバトン)をまわすことから変化したものと、言われている。現在は、世界選手権も行なわれ、世界の競技人口は2000万人に上った。日本の競技人口は200万人もおり、トワラー(バトントワリングのプレーヤー)レベルは世界随一なのである。今年8月の世界選手権大会(スペイン)では8種目中、7部門を制覇。個人部門では日本選手が1・2フィニッシュを決め、男子シニア部門にかぎっては1・2・3位を独占。成績をポイント化し国別で比較する「国別総合」部門も、もちろん制覇。しかも、国別総合は今回で12回連続、13回目の優勝ときたもんだ。  日本と言えば「経済大国」とのイメージが強いが、じつは「トワラー大国」でもあったのだ。さらに親しみをおぼえてもらうため、現役の名選手をご紹介。女性からは7個の金メダルを獲得した「女王」高橋典子選手。世界9連覇中「怪物」稲垣正司選手。その裏で、金メダルを稲垣選手に阻まれること7回「涙の天才」佐々木敏道選手。そんな世界のトップトワラーが見られるのは、来年の夏。大阪にてバトントワリング選手権が行なわれます。その際は、マーチングエキスプレス21を片手に、ぜひどうぞ。 (石井志昂)