今月の特集は「家で育つホームエデュケーション」。ホームエデュケーションとは、家庭を中心に成長するあり方で、その家庭では、親と子がともに育ち学びあっている。学校に行かない子の半数以上が在宅で過ごしていると言われている。その家庭をつないでいるのが「ホームシューレ」。特集ではホームシューレの会員・元会員のインタビューなどをアップしていく。
なお、ホームエデュケーションは「就学義務違反ではないか?」という質問がよせられることがあるが、それは「学校に行かないと罰せられる?(参考記事)」を参照に。
10年4月特集-家で育つホームエデュケーシ
- ■ ピースボートスタッフ 恩田夏絵さんインタビュー
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今回は恩田夏絵さん(23歳)。小中学校で不登校をし、現在はピースボートで働いている。中学生のころはホームシューレにも所属していた。今年、「船の中でフリースクールを開きたい」という念願が具現化するそうだ。恩田さんに、不登校経験について、準備されている「グローバルスクール」について、うかがった。
- ■ ホームエデュケーションってなに?
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教育といえば「学校教育」が世の主流ですし、それが普通だと思われていますが、学校制度とは異なる教育のあり方が、いろいろあります。フリースクールやホームエデュケーションは、学校外の教育と位置づけることができます。
ホームエデュケーションは、ホームスクーリングとも呼ばれ、学校へ通うかたちでなく、家庭をベースに育っていくあり方を指しています。欧米では早くから拡がり、アジア各国でもみられるようになりましたが、日本では、欧米の影響や宗教上の理由もあり、70年代から少数の人々のあいだで行なわれていました。しかし、不登校の増加を背景に、90年代からより拡がっています。 - ■ 不登校経験者 前澤佳介さんインタビュー
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不登校の、その後は――。今回不登校経験者である前澤佳介さん(24歳)にお話を聞いた。前澤さんは現在、不登校の子どもたちと直接関わる訪問スタッフのアルバイトをしている。訪問スタッフという仕事や今後についてうかがった。
不登校の子どもたちとどう関わるか。相談事業や居場所づくりなど、官民問わず、さまざまな取り組みがこれまで続けられてきた。現在、前澤さんがアルバイトとして関わっている訪問スタッフも、そうした取り組みの一つだ。
- ■ 家で親子が育ちあう
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高橋さんの家も、鈴木さんの家も、子どもの不登校デビューが早い。高橋一允くん(9歳)は小学校1年生の9月から、弟の洸吾くんは幼稚園拒否である。一方、鈴木麻紀さん(11歳・仮名)は小学校1年生の6月から。
高橋一允くんの不登校は、まず体に現れた。学校から帰ると倒れ込み、しばらくしてから暴れるか泣きわめくようになった。母親の美穂さんは、原因を探ろうと学校と一允くんから話を聞くが、よくわからない。とにかく明白なのは、日々、一允くんが傷ついてることだけ。率直に「もう見ているのがつらい」と思い、一允くんの不登校を受けいれた。


