5月の特集は「なぜ若者は不安定化したのか」。
1998年『社会的ひきこもり~終わらない思春期』(PHP新書・斎藤環)によって、ひきこもりは社会問題となり、2000年新潟監禁事件(※注1)によって、決定的な「負」のイメージが構築された。そして、2004年「ニート」という言葉が誕生した。その誕生は、玄田有史氏の共著書『ニート――フリーターでもなく失業者でもなく』(幻冬舎)が大きな契機となっている。ニート、ひきこもりの若者はバッシングされ、いかに「更生」するかという主張が渦巻いている。
この問題を考えるにあたり、まずはなぜ「働けない」「働かない」状態が生まれたのか、その社会状況を見る必要がある。そのため、Fonteでは『生きさせろ』(大田出版)などを執筆した雨宮処凛、佐々木賢(教育評論家)、本田由紀(東京大学准教授)などに話をうかがった。5月の特集では、こうした人たちのインタビューを掲載する。
08年5月特集-なぜ若者は不安定化したのか
- ■ 雨宮処凛さんインタビュー
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10代中盤から20代まで「生きづらさ」のなかで七転八倒し、「ゴスロリ作家」になった雨宮処凛さん。雨宮さんに、これまでどんな経緯をたどり、これから、どんな活動を展開されたいのかをうかがった。また、取材は、子ども編集部準備会の子どもたちと取材した。
- ■ 教育の「民営化」とは何か 講義妙録・佐々木賢さん
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いま「教育改革」が目玉政策の一つとなっている。教育改革とは何なのだろうか。日本政府がモデルとする英米の教育改革状況などを佐々木賢さんが和光大学の開講講座で話されたので抄録する。佐々木さんは改革の背景となるGATS政策などにも踏み込んで話された。
- ■ <生きにくさの>根はどこにあるのか 中西新太郎さん講演録
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2007年3月8日、NPO法人「前夜」セミナーBOOK『〈生きにくさ〉の根はどこにあるのか~格差社会と若者のいま~』の発刊を記念して、中西新太郎さんのトークセッションが開催された。中西さんは、現在の消費文化の持つ暴力性と「生きにくさ」が、どのようにつながっているかを話された。
- ■ 本田由紀さんインタビュー
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5月特集の第2段は東京大学准教授であり、『「ニート」って言うな!』などの著者、本田由紀さんへのインタビュー中西新太郎さんの講演録を掲載する。本田さんには従来のニート観への問題点や今後、求められれるとり組みなどについてうかがった。
- ■ 立岩真也さんインタビュー
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ニート特集第3弾は、社会学者・立岩真也さんへのインタビュー。立岩さんは、障害者問題、尊厳死、労働問題などを研究されており、とくだんニートについての研究はしていないが、労働の分割・分配や就労訓練についてのお話は、いままでとはちがった視点からニート問題を考えるヒントとなった。
- ■ 斎藤貴男さんインタビュー
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今回は、管理社会化や新自由主義、国家主義などをテーマに執筆活動を展開している斎藤貴男さんにお話をうかがった。


