現在、日本は空前のペットブーム。03年の内閣府調査では、ペットを飼育している人は全世帯の36・6%。およそ1800万世帯で何らかのペットが飼われている。そのうち、昆虫を飼っている世帯は2・0%、爬虫類は2・4%。
 「気持ちが悪い」「こわい」など、一般的に敬遠されがちなイメージを持たれている彼らだが、じつはペットしての需要は年々高まっているのだ。そんな彼らが、このうえなき脚光を浴びる1日を追った。

 6月23日、24日、関東最大の昆虫、爬虫類イベント「ビッグボルケーノ」が開催された。
 子ども編集会議でも、取材に行きたいという声があがり、初日に取材に行ってきた。場所は京急蒲田駅から、歩いて3分ほど、大田区産業プラザPIOである。入り口にて入場料を払うと、シールを貼ってもらいさっそく入場。
 イメージとして、東京ゲームショーのようなものを想像してたけど、思ってたよりもちょっと小さい感じ。でも、会場内はすごい活気であふれていた。水銀灯の少々薄暗いライトのなか、ところ狭しとお店がひしめき合っているのだ。2日間に延べ、昆虫100店舗、爬虫類50店舗が出店するらしい。
 会場に一歩足を踏み入れると、入り口側に昆虫店、奥側に爬虫類店、それに囲まれるようにして休憩所。それに、もうしわけない程度にチョコンと、イカ飯、宇都宮餃子、ドリンクのお店がある。なんだか、イベントというより東南アジアのファームをまわってるような感じ。
 売り物のトカゲとか、みんなパック詰めされたりしてるし、熱帯魚の世界と似ている感じがした。お店のおじさんたちも、血統に勝手に名前つけちゃってるし、自慢のペットを連れてきてるし。爬虫類や昆虫っていうと、まだまだ引かれ気味だし、いい交流の場になるのかもしれない。体長3メートルを超すヘビを編集部員みんなで担ぎながら、なごやかに談笑なんてシーンもあったり。
 一方、リアルな虫キングをやってたり、カブトムシ、クワガタ釣りがあったりと、主催者側の企画したイベントもあった。なかにはリクガメもいて、さわったり、エサをやったりするのには、爬虫類が苦手な人にも、わりとウケていた。
 全体的に見て、お客さんはマニア、カップル、家族連れ…あらゆる人がいた気がする。
 気に入った昆虫や爬虫類などを探しに来てもいいし、メインのヤツら以外にも、モモンガ、スローロリス、ハリネズミなど、珍しい動物(キモイのも含めて)が見られるし、触ったりできる。動物園のふれあい広場的なイメージという感じ。爬虫類が苦手な取材班のひとりが「だんだんトカゲが可愛くなってきた」と言ってるし。こうしたイベントに参加すると、敬遠されがちな昆虫や爬虫類に対してイメージが変わったり、新たな嗜好に気づけるかもしれませんよ?
 あなたの知らない世界を覗けること請け合いです。なお、個人的な感想としては、クワガタとトカゲに囲まれて食べるイカ飯と宇都宮餃子は最高でした(笑)。(子ども若者編集部・猪俣元太)