インド政府は3月15日、スパイス税を導入することを発表した。

これにより、インド国民の26・1%(00年度)といわれる貧困層など、国民の大半がスパイスを手に入れにくい状況に陥ることが予想される。インド料理はほとんどにスパイスが使われており、事実上の「カレー禁止令」に国内外が揺れている。

インドのスパイス生産・輸出量は「225万t」世界シェアの46%を占めている。だが、インド洋・スマトラ沖地震によりスパイス輸出量2位のインドネシアなどが深刻なダメージを受け、スパイス不足に陥り輸出はできない状況。欧米、日本からのインドへの買いつけがさらに増している。それにともないインド政府は輸出量増加を決定。国内の需要を抑えるため、スパイス税を導入した。

日本もスパイスは98%を輸入に頼っており、03年度はインドから6万tを輸入している。

インド国内では税導入に伴い、スパイス税反対派・非武装グループ「ハヌマーン」が発足。みずからスパイスの精製・販売を行ない、ガンジス川を上流から下流まで歩く「スパイス行進」を行なう。リーダーのガラム・マサラ氏は「スパイスは文化だ。インドはもう植民地ではない」と国民に行進の参加を呼びかけており、かなりの人数が集まる見こみ。日本からはお笑いタレントの名倉潤(ネプチューン)さんが参加を表明した。

一方、政治・宗教的対立状態にあり、スパイス文化があるパキスタン国民がスパイス税に対し声をあげた。「政治も宗教も関係ない、スパイスは平等にあるべきだ」と、パキスタン政府にスパイス難民の受けいれを要求している。要求が通らない場合はハヌマーンとともに新国家建設も提案されるほど、印パ友和の機運が以上に高まっている。成りゆきしだいではガンジーも成しえなかった印パ統一も可能性を帯びてきた。津波余波は意外なかたちで広がりを見せている。(小池智央)

◎再来年の大河はMrオクレがもらった!

Mr.オクレ
吉本興業所属。神戸出身。1957年生まれ

NHKによると、再来年の春から始まる大河ドラマが『太子×妹子』に内定していることが明らかになった。原作は『聖徳太子』(著・黒岩重吾)、脚本は矢口史靖氏が手がける。ストーリーに聖徳太子が選ばれるのは大河史上初のことで、主役の小野妹子役にはなんとMrオクレ氏が起用される。ドラマはこれまで描かれなかった小野妹子と聖徳太子の一生を追いながら、国の成り立ちに奔走したようすを描く。そのほかの配役は、聖徳太子役・西田敏行氏、蘇我馬子役・伊東四郎氏、推古天皇役・名取裕子氏に決まりそうだ。

主役に抜擢されたMrオクレ氏は兵庫県明石出身。吉本興行所属のお笑いタレント。亡くなった林元会長の秘蔵っ子とも噂される。Mrオクレ氏はシュールという笑いを確立し広めた人物としても定評がある芸人だ。なぜMrオクレを起用することになったのか? 脚本家の矢口氏は、本紙取材に対し「オクレさんは、ながーい貧乏生活ゆえに飢えに対して強いんです。渡航中、深刻な食糧難だったらしいので、リアリティを出すため、その収録中は、にいさんに、いっさい食事を与えません。飢えに強いにいさんにしか、この役はできないんです」とゆるぎない自信をうかがわせた。

街の反応はというと、銀座の主婦(36歳)は「えっ、どなたですか?」、自称大河通のOL(38歳)は「絶対イヤ!」、大阪の主婦(53歳)「ええっ、ホンマかいな。いやー、でもよかったやん!」とさまざまだ。

けれどもMrオクレ氏をよく知る人物からは応援メッセージがあとを絶たない。大物芸能人の明石家さんま氏は「オクレにいさんは、西川きよし師匠の前で、娘のかの子ちゃんにちょっかいを出すんですよ。そういうガッツがあるから、大丈夫」、ほかにも村上ショージ氏、毒舌家の立川談志氏も異口同音に太鼓判を押している。

Mrオクレ氏本人は「はじめ聞かされたときは、なにかのまちがいではないかと思いましたね。ビックリしすぎて逝きそうになりましたわ。本当にこの僕でいいのか、とても不安やったけど、日が近づくにつれ楽しみになってきています」と心境を明かした。(斉藤香名子)

※この記事はすべてフィクションです。実在の人物などは一切関係ありません。

※2005年4月1日 Fonte掲載